額縁復習(その1) [イタリア古典技法で作る額縁]
※白木の額縁に、ウサギ膠で溶いたボローニャ石膏を塗り重ねていきます。
イタリア古典技法で作る黄金額縁の復習をボチボチしています。
なにせ「古典技法」なので、ゆったりと時間をかけて作業します。
この頃、パソコンの作業が多いのですが、その合間に少しずつ進めています。
デジタルとアナログの両極端を行ったり来たりの作業です。
イタリア古典技法で作る黄金額縁
【基本の膠水の作り方】
1)ウサギ膠(細かく砕いたもの)10グラムを水110ccに振り入れ、一昼夜置いて膨潤させる。
2)鍋の底にハンドタオルを敷き、お湯を沸かす。温度は高くなり過ぎないよう。
3)「1」を鍋に容器ごと置き、湯煎で溶かす。60度以上にならないこと。それ以上に温めると、接着力が失われる。
【額の下準備】
1)白木(無塗装)の額縁を用意する。
2)軽くサンドペーパー(240番)をかける。
3)前膠(基本の膠水)を塗り、乾かしておく。
4)裏にマスキングテープを貼る。
【石膏下地】
1)基本の膠水に、ふるっておいたボローニャ石膏を静かに沈殿させながら入れる。割合は、膠水1:ボローニャ石膏1(ほぼ同量)。
2)空気が入らないように静かに混ぜる。
3)下準備を終えた額に、1.5センチくらいの巾の筆で、「1」の石膏下地液を塗っていく。
4)筆で薄く伸ばしながら5〜6回塗る。
5)1〜2日乾燥させる。
今日は、ここまでです。
豆本カーニバルチラシ届きました
私は今回はお手伝いだけで出品は
しないので高田さんの作品も
ゆっくりみられる予定です
楽しみです(^∇^)
by 雉虎堂 (2010-08-02 23:40)
>雉虎堂さん
うちにも、今日、届きました♪
有り難うございます!
お手伝いしてくださる方のためにも、張り切って、豆本作らないといけませんね〜。
by 高田美苗 (2010-08-03 00:25)