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桜と桃とミモザ [雑感]

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数日前の画像ですが、中野の島忠に向かう道で、
見事な桜と桃の花を見ました。

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そして、日本では珍しいミモザも……。

丁度、私がイタリアに着いた翌日は、「ミモザの日(国際女性デー)」でした。
世界で3月8日は国際女性デーで、女性の自由と平等を掲げる日として祝われていますが、
イタリアでは、男性から女性に感謝をささげ、ミモザを贈る習慣があるそうです。
街中がミモザであふれるのでは……と期待して行ったのですが、
いつもの物売りの人が売るものが「ミモザ」に代わっただけ……という感じで、
それほどミモザが街に溢れているわけでも有りませんでした。

実は、ミモザには、少々思い入れがあります。
大島弓子さんのマンガ「ミモザ館でつかまえて」が、
大島弓子ファンになったきっかけの作品だったのです。

大切な作品は、雑誌からそのページを外し、
自分で絵を描いた表紙をつけて、とっておいたものです。
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ボッティッチェルリに急接近!!! [旅行]

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イタリアの美術館で、本当に嬉しいのは、
憧れの絵画を、ものすごく近くで見られることです。
ウフィッツィ美術館のボッティッチェルリ「ヴィーナスの誕生」。

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この角度!
どれだけ近いか分かると思います。

画集などで見たことのある作品が、ほんの近くにある感動!!!

ボッティッチェルリの作品は、流石に、アクリルガラスで覆われていましたが、
ほとんどの作品は、額にガラスも入らない状態です。
柵さえ、ほとんど有りません。

勿論、あまりに近づき過ぎれば、警告音が鳴って恥ずかしい思いをしますが……。

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そして、美術館は、目が見える人だけのものではありませんでした。
このキャプションボードは、透明の樹脂に点字を打ったものをかぶせてあります。

ウフィッツィ美術館では、視覚障害の方たちが薄いゴム手袋をして彫刻に触れていました。
名画の複製レリーフもあり、それに触れる事もできます。


それにしても、4月から公文書での国名表記から「ヴ」の表記が消えるそうですが……。
「国名」なので、ヴィーナスもヴェネツィアも関係ないのですが、
「ビーナス」「ベネチア」なんて言われたら、情緒が無くなる気がします。

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初めてのオッソブーコ! [旅行]

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日本は胃袋が小さく、食が細いので、ちゃんとしたレストランに入って、
そこそこの量を食べる勇気が、なかなか出ません。

昼食は、ジェラート程度を食べるだけにして、
フィレンツェの最後の夕食は、ちゃんとしたレストランで……。

ただのポモドーロだけど、美味しい。

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そして、初めてのオッソブーコ!
「肉は骨周りが美味しい」というけれど、本当に美味しかったです♪

「オッソブーコ」というのは「骨の穴」ということでだそうで、
食べ終わると、三角形の骨に髄の穴が丸く残ります。
食べ終わった写真を撮っていなくて残念!

あまりに美味しかったので、日本に帰ってから、
東京でオッソブーコを出す店を検索してしまいました。


ヴェネツィアは旅行客が多いからか、
簡単にパスタ程度を食べることができる店が多いようです。
そういう店で、イカスミパスタなどを食べたりしていましたが、
ヴェネツィア最後の夕食は、ちゃんとしたレストランに。

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「チケット」と呼ばれるベネチア名物の料理を頼んだら、流石、海産物が沢山!
イカの白子が美味しかった!

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そして、前回、ローマで食べそびれたカルボナーラ。
何故かヴェネツィアでリベンジ。
アルデンテで美味しい♪

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フリットミスト、揚げ具合が絶妙!!!

そして、ヴェネツィアは、お店のフロアの接客がすごいんです。
お店のお客さんたちは多国籍。
簡単な日本語、フランス語、英語で接客……プロだなぁ……と関心。
多分、中国語もできるんだろうなぁ。

最後には「お客様は神様です」で送り出すサービス(笑)。
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イタリアの朝食 [料理]

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ホテルの朝食には、アメリカンブレックファストと
コンチネンタルブレックファストがありますが、
イタリアはコンチネンタルブレックファスト。

上の画像は、フィレンツェでの朝食。
比較的、簡単な朝食ですが、元々、朝食は軽く食べるだけなので、
コンチネンタルブレックファストでも私には充分です。

イタリアの朝食では、「ヌテッラ」という、
チョコレート風味のヘーゼルナッツクリームが好きです。
美味しいな……と思っていたら、この頃では日本でも買えるようになってきました。

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この画像は、ヴェネツィアの朝食。
黄色い丸いものは、卵焼き!
パンケーキかと思った……。
食べたら塩っぱくてびっくり!!!

ラスクは、とても軽くて、バターを塗って食べると激ウマ!!!
ここには、牛乳に溶かすチョコレートドリンクも有りました。

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ヴェネツィアのホテルの朝食の場所は、すぐ窓の外がゴンドラの停泊場。
セーム革でゴンドラを拭いて、お仕事の準備をするのが見られました。

イタリアの朝食と言えば、昔々、ユースホステルに泊まったことを思い出します。
同じユースホステルに泊まった、日本人旅行者から教えて貰ったパンの食べ方。

「ロゼッタ」というパン、日本人にとっては固く、中も空洞が多い。
今なら、しっかりした味で美味しいと感じますが、食べ慣れないと固さが厄介です。

上からこじって穴を開け、バターとジャムを押し込みます。
そうすると、すっごく美味しく食べられるのです。

フィレンツェのユースホステルは、元貴族の館だった建物。
中心部からはバスで行かなくてはいけませんが、
素敵な建物だったのを思い出します。

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サンタ・マリア・ノヴェッラでティータイム [旅行]

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フィレンツェ2日目は、前日の東京からフィレンツェへの大移動で疲れてしまったので、
アカデミア美術館のほかは、ZECCHIとサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局での買い物のみ。
上の画像は、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は、
「天然のハーブを用い、自然治癒や予防医学という思想をもとにした、
フィレンツェで800 年の歴史を誇る世界最古の薬局」だそうで、
フィレンツェに行くと、必ず立ち寄ります。

サンタ・マリア・ノヴェッラとの初めての出会いは、姉から貰ったローズの石鹸。
とにかく香りが良く、それも自然な香りがします。
東京にも店舗がありますが、無茶苦茶お高い!!!
フィレンツェでもお高いのですが、東京で買うよりは……。

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年齢のせいか、だんだんと無理が効かなくなって来たので、
今回は、ゆったり無理をしないようにしました。

そこで、初めて、サンタ・マリア・ノヴェッラのティールームでお茶。
イタリアといえばコーヒーが美味しいのですが、
薬局なので、ハーブティーにしました。

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他の部屋の内装もすごく素敵なので、ご興味あるかたは、
是非、画像検索を!!!




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蔵書票 [展覧会]

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9月の蔵書票の展示のために、「蔵書票綴り」の試作を作りました。
「試作」なので、実際に販売されるものとは少し違うと思います。

今、少し、タブローの構図に悩んでいるので、何も形になるものが無いのが辛く、
手作業をして「やってる感」を感じています。

銅版画を辞めてしまったので、
蔵書票の展示に呼んでいただいても何も出すものがありません。
去年は、苦肉の策でBOOK型のケース入りの小型蔵書票を出品したところ、
評判が良く、完売いたしました。

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今年は、「小切手」のようにちぎって使える「蔵書票綴り」を出品予定。
30枚綴りになります。
これも、全て手作業になりますので、何冊できるかは分かりません。
絵柄は、2〜3種類できれば良いかな……と思っております。

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ヴェネツィア自然史博物館 [旅行]

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観光客は、あまり行かないと思いますが、「驚異の部屋」の展示があるという情報を得て、
ヴェネツィア自然史博物館にも足を延ばしました。

ヴェネツィア観光のために、「ベニスカード」というヴェネツィアの水上バスや、
美術館や博物館などの入場チケットのパスがあります。
ここも、そのカードで入れました。

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度肝を抜かれたのは、象の頭の剥製の壁掛け!
ものすごく大きい!!!
実際の象を見たことのある私でも驚くのですから、
象を見たことのない昔の人が、どれほど驚いたか想像に難くありません。

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涙をさそう感じだったのが、ゴリラの剥製。
上野動物園などで見て、ゴリラに親近感を持っているためか、
何やら剥製にされたゴリラは哀しい……。

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見惚れたのは、白いものばかりを集めた展示。
神々しい……。

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人魚の剥製までありました(笑)。
これ、日本製かなぁ?
江戸時代には、日本製のこうした剥製が、かなり輸出されていたようですので。

画像はあげませんが、マニアの多い(?)干し首も。
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ダビデちゃん♪ [旅行]

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フィレンツェ2日目。
「2日目」と言っても、「1日目」はずっと飛行機で、
深夜0時頃にホテルに着いたので、ほぼイタリア1日目。

前回フィレンツェに行った時には、アカデミア美術館に行かなかったので、
何年ぶりでしょうか……。

アカデミア美術館は、ほぼ「ダビデ像」のために美術館と言っていいのでは?
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前からのダビデはよく見ると思いますが、
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後ろ姿のダビデは、現地に行かないと、なかなか見ることが出来ません。

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ダビデは、勿論、素晴らしいのですが、
なんだか感激してしまったのが「石膏像室」。
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清々しいばかりに石膏像が並んでいました。
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モデルさん撮影と「アマルフィの手漉き紙」 [雑感]

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大学卒業、就職が決まった女性にお願いして、
最後の春休みにモデルさんになって頂くことになりました。

撮影スタジオも去年、日伊ハーフの可愛い少女に
モデルさんをお願いしたのと同じアンティークスタジオ、
カメラマンさんも前回とおなじかたにお願いしました。

流石、カメラマンさんはプロで、
モデルさんに的確な指示を出してくださいます。
お願いしてよかった!!!

モデルさんも、とても可愛くてエキゾチックなかた♪
眼ヂカラがあるのでノーメイクで……等、
無茶なお願いにも快く応じてくださいました。

12月の個展の時期も決まり、それに伴って画集の出版の時期もほぼ決定です。
前回と今回のモデルさんを描いた絵が、沢山収録されると思います。

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そしてこれ、何人かのアート関係のかたのために、
イタリア土産に購入したフィレンツェZECCHIの「アマルフィの手漉き紙」。

マンガ家で画家の田村吉康さんが、あまりに褒めていらっしゃるので、
「是非、買わなくては!」と思っていた紙。
お店のかたも「これ手作りです。すっごくいい紙!!!」と言っていました。

これが、重い!!!
何が重いって、実際に使う紙ではなく、綴ってある台紙がやたらと厚くて重いのです。
これなら、持ち歩いても絶対に曲がりません!

私用にも、小さなサイズのものを購入しました。
良い紙を活かすことができるかな?
これは、美大生の頃から思っていることなのですが、
紙やキャンバスは、描かなければ商品として売れますが、
私が描いてしまった時点で、もう「商品」としては売れなくなります。
折角、生まれてきた紙やキャンバスを、
私が描くことで無価値のものにしては申し訳ない。
すっごく良い絵を描くかたに使われた紙は幸せです。
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シモーネ・マルティーニの!!! [旅行]

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大学の行事の合間を縫って、イタリアに行って来ました。

フィレンツェ三日目、丁度、フィレンツェの美術館が無料になる一週間だったので、
混雑して入れないかと思っていましたが、意外にスンナリ。
ウフィッツィ美術館に入ると、いきなりのシモーネ・マルティーニ!!!
「受胎告知と聖アンサヌス、聖女」!!!!

古典技法を学ぶ者にとっては、一度は見ておきたい作品。
2001年に修復されたそうで、本当に、今、描いたように神々しく美しい。

天使の口からは、聖母に祝福の言葉が溢れ出しています。
これ、なかなか「マンガ的な表現」ですね(笑)。

古典絵画の金使いは、本当に大好きです。
薄暗い教会の中で、他の部分は暗く沈んでしまっても、
金の部分だけは、その中で美しく光ります。
小さい絵を描いたら、少し、金箔を使ってみようか……という気持ちになります。

イタリアの美術館は、フラッシュさえたかなければ写真OKな場合が多く、
また、ほとんどの作品がガラスなどで覆われる事なく、
ほんの近くで見ることができる……という贅沢さ!

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日藝卒博、山本じんさん個展、Enさん個展、澁谷さん個展、「薔薇狂い」 [展覧会]

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昨日は、日藝卒博、山本じんさん個展、Enさん個展、
澁谷さん個展、「薔薇狂い」……といろいろと回りました。

日藝卒博の映像上映は、1時間半の上映時間が短く感じるくらいの完成度!
若い頃の4年間は、とても重要で、とても飛躍できる年代だと感じます。

Enさんの人形作品、石塑粘土で創られているものも多かったのですが、
彩色でこんなにも透明感が出せるのか……と驚嘆!!!

「薔薇狂い」……「狂い」というくらいですから、
ある種の狂気を感じるくらいの展示。
でも作家の皆様は、いたって常識人で、心細やかなかたばかりです。
理想です。



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学位記授与式(卒業式) [雑感]

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昨日は、私がお手伝いしている大学の学位記授与式でした。
この学年には、いろいろと感慨深いものがありました。
何も出来なかったのでは……という思いも強かった学年ですが、
一所懸命描いてきてくれた色紙を見ると、
少しは何かできたのかな……と勘違いをしたりして、
今、少し涙ぐんでいます。
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その他の卒業生たちも、一所懸命に選んでくれたプレゼントをくださいました。
院生も、うなぎの干物、有難う。



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禁断の「☆」マーク! [混合技法]

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遅々として進まない大きなタブローですが、
一日がかりで背景の色を濃くしたところ、少しいい感じになりました♪

背景には、禁断の「☆」マーク!
学生には、星、ハートなどの絵柄は、安易な表現になりやすいので、
使わないように北見教授とともに指導しています。

その禁を破り、星のマークを使用したのには訳があります。
星が12個ほしかったのです。
でも、ヒトデを12個描くと煩くなってしまいます。
いかに目立たなく星マークを入れるかが腕の見せ所?

ブログに制作過程をアップすると、
絵を描くのにどれだけの時間がかかっているか分かります。
この絵は、9月に展示の予定ですが、
図録に掲載する都合で、7月には出来ていないといけないのです。
まぁ、それには楽勝で間に合うかな?
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