鉛筆画三部作完成! [鉛筆画]
1月1日に間に合いました [鉛筆画]
珍しく年末年始に風邪をひき、
やらなきゃいけない家事をフラフラとこなし、
創作物に触ることができませんでした。
験担ぎではありませんが、
「制作しながら年越し」と考えている作家さんは多いと思います。
私もそれが理想でしたが叶わず、1月1日も終わろうかという頃になり、
ようやく鉛筆画に手を入れました。
最近、試行を繰り返していた
カーボンペーストを使った技法で仕上げました。
こういう技法は、画面作りをする上で頼りがちになりますが、
あまりやりすぎない方が良い。
加減が大事です。
「あけましておめでとう」と言いたいところですが、
両手を上げていえる気分でも無くなりました。
年初から能登半島の方で大きな地震があり、
まだ詳細はわかりませんが大きな被害が出ている模様です。
母の故郷であり、一昨年は母を連れて母の幼馴染に会いに行った場所です。
電話をかけるのも憚られるので、ニュースを見ての判断ですが、
母が子供時代、少女時代を過ごした町は、無事のようです。
日があければ、被害の詳細がわかって来ると思います。
寒い時期、寒い地方の災害は、殊更悲しくなります。
カーボンペーストを使ったマーブリング実験 [鉛筆画]
何故か、プロの画家さん達に、カーボンペーストを使った
「泡沫肌理」の勉強会を開く事になってしまいました。
3時間もアトリエを借りたのですが、あっという間に出来てしまう事なので、
「こりゃ、間が持たないぞ!!!」と焦って、
カーボンペーストを使ったマーブリングができないかと実験を始めました。
今まで、油絵具や水彩絵具ではやったことがありましたが、
カーボンペーストは未知の領域です。
カーボンペーストは水がベースとなっているそうですので、
そのままではマーブリングには使えません。
ですので油分を混ぜないといけないのですが、
「水と油」と言うように、そのままだと混ざりません。
そこで、カーボンペーストにオックスゴールと油を混ぜて使ってみました。
これが、大成功!!!
これをそう使うか、どうアレンジするかは、
勉強会の出席者の方々の腕の見せ所です!
来年の鉛筆画の展覧会が楽しみです♪
泡沫肌理(シャボン玉アート、バブルアート)の実験 [鉛筆画]
1ヶ月前のブログでも書いたように、
「留学生が面白いことをしている」と北見教授からの一言で、
閃くものがあって始めた「泡沫肌理(シャボン玉アート、バブルアート)」。
中国では「泡沫肌理」と言うようですが、
日本では主に幼児への美術教育(?)として行われているようで、
遊びながら色とりどりのシャボン玉を吹いて、
それで絵を描く補助的な技法にするというものです。
今回、私は鉛筆画に使いたいので、カーボンブラックの顔料で、
モノクロに仕上げて行きます。
カーボンブラックは鉛筆と同じ素材ですから、
他の絵具を使用すると鉛筆で描いた部分と違和感が出ますが、
水彩のように使用しても違和感なく使えます。
折角なので、来年の紀要のネタにしよう……と、調べ物したり、
しっかりとしたデータを取りながら試作を始めたところでした。
そうこうするうちに、なんだか絵描きのお仲間に技法をお伝えする事に。
「講座」と言うよりも「勉強会」と言うことで、
皆で面白いことを教え合えれば良いと思っています。
やる気の塊のような画家仲間が居るということは有難い事です。
画家の渡邊光也さんからカーボンブラックの顔料ペーストをいただき、
北見先生から「泡沫肌理」の情報を教えていただき、
卒業生に「日本ではシャボン玉アートと言います」と教えてもらったり、
来年2月には「鉛筆派展」への参加が決まっていて……と、
流されるように進んできました。
こんなことも有るんですね!
「泡沫肌理」と「シャボン玉アート」 [鉛筆画]
「X(旧Twitter)」で「泡沫肌理」について呟いたところ、
宝塚大学イラストレーションコースの卒業生から有益な情報をいただきました。
中国で言う「泡沫肌理」は、日本では「シャボン玉アート」と言う呼び名で、
主に子供たちへの美術教育で使われている技法のようです。
「シャボン玉アート」では、水彩絵具が使われてカラフルなモノですが、
私としては鉛筆画に使うことができれば良いので、より簡単です。
使用した画材は、顔料ペーストの「カーボンブラック」、
洗濯糊、食器用洗剤、水とストローのみです。
糊を使用しているので、支持体への定着力も問題なさそうです。
ネットで動画を調べてみると、スポンジを使用したり、
まだまだ研究の余地は有りそうです。
あとは、このテクスチャーをどのようにコントロールするかです。
鉛筆画展に向けて、楽しみになって来ました。
「泡沫肌理」の技法 [鉛筆画]
画家の渡邊光也さんから「カーボンブラック」の顔料をいただきました。
鉛筆の粉と同じなので、鉛筆画に使用しても違和感なく使えるそうです。
そのタイミングで、中国の留学生が面白い技法を使っていると、
北見教授から情報をいただきました。
それが「泡沫肌理」という技法です。
界面活性剤の入った洗剤に鉛筆の粉を混ぜて泡立て、
それを紙に移す技法です。
日本のサイトで調べたのですが、
どうやら中国のサイトにしか方法がアップされていないようです。
原理は分かったので、ちょっと試してみました。
うん、良い感じ!!!
今は、吸水性の良い紙で試してみましたが、
次は、鉛筆画を描くのに向いた紙で試してみようと思います。
来年早々に、また鉛筆画の展示があるので、
それまでに何とかモノにしたいものです。
来年1月の「鉛筆派展」のために [鉛筆画]
「鉛筆派展」の共通課題ができました [鉛筆画]
新作鉛筆画「蔑んだような目」……もとい「翼の芽生え」 [鉛筆画]
どうも、私の感覚はオカシイらしいので……、
人と違ったものがカワイイと感じるらしいので……、
友人に訊いてみました。
「これは大丈夫?」
そうしたら、
「蔑んだ目で見られたい人もいるから、大丈夫」
蔑んだ目!!!
いやいや、これは、背中に天使の羽の芽生えを感じて、
それを見やる少女でございます。
「蔑んだ目ファン」の皆様、ごめんなさい。
こちらの鉛筆画は、8月末の展示に出品いたします。