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カーボンペーストでエブル [創作]

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数年前まで、マーブリングはイタリアの技術だと思っていたのですが、
日本の墨流しが起源だという説もありますが、
中央アジアで始まり、それがヨーロッパや中国、日本にも伝わった様です。

ですので、トルコではイタリアのマーブリングとは少し違う技術もあります。
それが「EBRU(エブル)」です。
トラガントガムの溶液の表面にマーブリング模様を作った上で、
花や蝶、鳥など様々な絵柄を描き出します。

洗濯糊、カーボンペースト、オックスゴールなどを使って、
簡易的に試作してみました。

実際にこのまま絵の作品に使えないとは思いますが、
マーブル模様を意図的に作り出すための試作にもなりそうです。

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オーブン粘土で試作中の猫のブローチ兼ペンダントヘッド [創作]

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本当は、展示が無い今のうちに、
来年2月の展示ラッシュの準備をしないといけないのですが、
どうしても気持ちがふわふわして、絵が描けません;;
そんな時には、実体を感じられる立体物を造り、
手を動かしていると、何となく安心するんですよね。

来年10周年記念の展示に出せないかと、
オーブン粘土で猫のブローチ兼ペンダントヘッドを試作中です。
2色の粘土を使って「ハチワレ」の猫を作ったり、
素焼きと白色の釉薬をかけたものを比べたりしたいと試行錯誤。

焼く前の陶土は脆く、色々と難航していますが、
3個は作りたいと思っています。
もっと平たいレリーフ調ならば楽なのですが、
しっかりと立体にしたいので、そこが難しいところです。

可愛くできると良いなぁ♪
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大理石を磨きました! [創作]

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日本美術家連盟主催の公開講座「大理石を磨いてペーパーウェイトを作る」
という講座に参加して来ました!
大理石を2種類いただいて、白い方を磨きました。

赤い方は、イラン産のレッドトラバーチン。
もう、今ではなかなか手に入らないそうです。

「ベルニーニ、ベルニーニ」と唱えるように磨いたり、
「木彫はともかく、こんな硬い石を彫刻しようなんてよく考えたな」
などと思ったり。

でもね、磨いていると分かるんですよ。
大理石、美しい!!!
だから、どんなに堅くても彫りたく、磨きたくなるんですよね。

「この石は磨きにくいのだけれど、よくピカピカになりました」
と褒められました♪

イタリアの古い彫刻の一部を、手に入れたような気持ちになりました。
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ようやく、ジャンクジャーナルの1見開き目が完成しました。 [創作]

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ようやく、ジャンクジャーナルの1見開き目が完成しました。
まとまった時間を取ることが難しいので、少しずつ、気が向いた時に進められ、
「違う」と思ったら躊躇なくやり直すことができるのが、
ジャンクジャーナルの良いところ。

「ジャンクジャーナル」と言っても、「?」と言う方も多いかもしれません。
私も、YouTubeのオススメで見始めてから知りました。

どうやら、元々は「スクラップブッキング」から始まったようです。
だいぶ前に、スックラップブッキングが流行りましたが、
不況により素材を手に入れる金銭的な余裕が無くなり、
ジャンクなものを集めてスクラップするようになったとのことです。
それを冊子仕立てにしたのがジャンクジャーナルと言うことです。

主に、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった国で流行したようです。
YouTubeでは、アメリカなどでは本当に古いものや要らないものを利用して、
それを更に古く見えるような加工をしてスクラップし、
完成したものを紹介する動画が多いようです。
アジア圏では、既に古く見えるような素材(シールや紙)が売られていて、
それを使ってレイアウトする作業を見せるような動画が多いと思います。

私としては、一応「作品」を作りたいので、予め用意された素材は極力使わず、
なるべく古い素材を一から集めて加工して世界観を作りました。

普段、絵を描いていると、最初にどのような絵を描くのかキッチリ決め、
完成・実現に向けて黙々と作業をするのですが、
ジャンクジャーナルでは、素材を集めてから決めていく部分も多く、
途中で変更してやり直したり、気ままに自由に制作ができました。

折角、日本人なのですから、少し日本的なテイストも入れてみたかったので、
昔買った古い本から文字を切り抜いて貼ったり、
背景の風景(山)に見えるような部分には、先日茹でた筍の皮を使ったりしています。

まだ1見開き目です。
何見開き創るのかは、まだ未定ですが、
本を捲るように世界を楽しめる作品にしたいと思います。

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ジャンクジャーナルに手をつけました [創作]

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「絵の乾き待ち」と言い訳をしつつ、ジャンクジャーナルの制作に手をつけました。
まだまだ、これから装飾を加えていきます。
紙のコーヒー染のおかげで、時々、強いコーヒーの香りに満たされながらの作業です。
また、紙の上に色々な素材をレイアウトして置く作業は、
絵を描く作業と違って、何故かとても気楽です。

素材を求めてアンティークフェアに行ったり、
ヤフオクで探したりで、時間も費用も嵩みます。
全部で何ページになるのかも分かりません。
はたして完成するのでしょうか?

もし出来上がったら、どこかでお披露目したいと考えています。
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ジャンクジャーナル的な?アッサンブラージュ的な? [創作]

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絵をどんどん描かないといけないのですが、
YouTubeでジャンクジャーナルを見てから……ハマりました。
勿論、市販の素材を組み合わせるだけでは自分の作品とは言えません。
ジョゼフ・コーネルのようなアッサンブラージュを、
所謂、ジャンクジャーナル的な形をとって、
ページを繰るようにして見ることができる作品創りを目指そうと思います。

今は、その為の技法や素材を集めています。
画像は、布に印刷物を転写する方法を試しているところです。

こんな感じで、色々なことをやってみたくなるのが私の悪いところ。
銅版画一本でやっていたら、今頃は一端の銅版画家で食べていけたはず(笑)。

その間にも、新しい絵の資料集めも進めています。
今は、なかなか形になりませんが、
夏に集中する展示に向けて、ジャンプする前の助走と考えています。

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ドライポイントプレートとキャンバステープ [創作]

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久し振りに世界堂でお買い物。

白いものは「ドライポイントプレート」と言って、
素材は紙なのですが、ニードルで描画することでドライポイント(orエッチング)風に、
バレンで刷ることで紙版画のような表現ができるという優れもの。
素材が紙だけに耐久性には不安がありますが、
腐食の必要も無く、紙が白いので目に優しく、
それなりに幅広い表現ができそうです。

学校の教材向けの画材のようですが、工夫次第ではプロユースになりそうです。
「新しい紙版画の技法  -教材としての可能性-」というサイトで、
色々と勉強できそうです。
https://sites.google.com/view/yamagumasahi-kamihangaken/?pli=1

このように、新しい画材が出来るのに反比例して、
古くて需要の少ない画材は、どんどん消えて行きます。
私がヘビーユーズしていた「キャンバステープ」は、
取り扱いが無くなってしまいました;;

キャンバステープは、キャンバスの側面に貼って使います。
多分、最近は、キャンバスの側面の美しさに拘る人は、
「包張りキャンバス」を使うようになったのでしょう。
でも、私(混合技法)のように板の側面を綺麗にしたい人にとって、
キャンバステープは必須です。

デジタル全盛の時代ですので、アナログ画材自体、規模が縮小しています。
「ドライポイントプレート」も、折角、技法をものにしても、
販売中止になる未来も無くはありません。
そうならないように、どんどん売れますように!

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北見先生個展冊子と人形制作 [創作]

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7月に池袋東武で開催される、北見隆先生の個展用の冊子をいただきました。
表紙の折返しからチラッと見えるシマシマが、
あたかも花布の縞模様のようで、なんとも可愛いです♪
フライングゲットしました!

そして、今、学校で球体関節人形の授業をしていて、
指導に忙しいので自分で創るのを我慢していたのですが、
とうとう我慢できずに、創り始めました。
少し閉じた目の子を作り始めたら、今のところ、
何やら小坊主のようでもあり、半跏思惟像のようにもなりました。

本当は、DMや冊子の締切があり、タブローをバンバン描かないといけないのですが、
どうにも心が落ち着かず、タブローに手がつけられません。

球体関節人形の授業では、
今年もとても上手い学生が居て、本当に楽しみです♪
絵も上手い学生ですが、立体造形の感覚に秀でて、飛び抜けて上手い!

人形を作らせると凄い作品を創る作家さんが、
不思議と、絵を描くとそれほどでも無かったり、
逆に、絵が超絶上手い作家さんが、立体は創れなかったり……。
どちらも優れた作家さんは居ますが、
基本的に、平面と立体は別の鍛錬が必要です。

学生は、普段は平面でしか制作しないので、
立体では梃子摺ることが多いようです。
立体作品を創るときは、頭の中で立体をイメージして、
それを立体にアウトプットすれば良いだけなのですが、
わざわざ一度、平面に置き換えてから立体を創ろうとするようです。

平面もデッサンの勉強が大事なように、立体作品を創るのも鍛錬です。
いくつも創って、立体の思考に慣れていくしかありません。
もし、少しでも「立体創りは面白い」と感じてくれたのなら、
諦めずに創り続けて欲しいと思います。

私も、人形は趣味程度に続けていきたいものです。




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Terusanさんから…… [創作]

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Twitterで相互フォローさせていただいている作家のTerusanさんから、
手のひらに乗るようなかわいい鉛筆画が届きました!!!
羊皮紙に描かれた、本当に緻密な作品。
ポストモーテム・ フォトグラフィーを彷彿とさせる美しい作品です。
私の「博物棚」に飾りたいと思います。

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「イコンの描き方」 [創作]

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北見先生に、12月の個展に出品するイコンの画像をお見せしました。
私のは、ヤフオクで落としたビンテージのリザに適当に自己流で描いたもの。
絵の部分が印刷だったので、躊躇わずに上から絵を描くことができました。

北見先生が、研究室の書棚から『イコンの描き方』を、さっと出してくださいました。
いつも驚くのです。
決して整頓されているとは言えない研究室ですが、
学生に対しても、その場その場で最適な資料を出して来られます。

ちょっとイコンを習いたい気になりました。
日本でも習える(しかも新宿で!)ようですが、
型どおりに描くことが苦手なので、私には向いていないのかな……。
資料を見ながら自己流にアレンジして制作するのが良いのかもしれません。

もう朝の4時過ぎ……。
この本を見ながら、そろそろ休もうと思います。
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