ようやく、ジャンクジャーナルの1見開き目が完成しました。 [創作]

ようやく、ジャンクジャーナルの1見開き目が完成しました。
まとまった時間を取ることが難しいので、少しずつ、気が向いた時に進められ、
「違う」と思ったら躊躇なくやり直すことができるのが、
ジャンクジャーナルの良いところ。
「ジャンクジャーナル」と言っても、「?」と言う方も多いかもしれません。
私も、YouTubeのオススメで見始めてから知りました。
どうやら、元々は「スクラップブッキング」から始まったようです。
だいぶ前に、スックラップブッキングが流行りましたが、
不況により素材を手に入れる金銭的な余裕が無くなり、
ジャンクなものを集めてスクラップするようになったとのことです。
それを冊子仕立てにしたのがジャンクジャーナルと言うことです。
主に、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった国で流行したようです。
YouTubeでは、アメリカなどでは本当に古いものや要らないものを利用して、
それを更に古く見えるような加工をしてスクラップし、
完成したものを紹介する動画が多いようです。
アジア圏では、既に古く見えるような素材(シールや紙)が売られていて、
それを使ってレイアウトする作業を見せるような動画が多いと思います。
私としては、一応「作品」を作りたいので、予め用意された素材は極力使わず、
なるべく古い素材を一から集めて加工して世界観を作りました。
普段、絵を描いていると、最初にどのような絵を描くのかキッチリ決め、
完成・実現に向けて黙々と作業をするのですが、
ジャンクジャーナルでは、素材を集めてから決めていく部分も多く、
途中で変更してやり直したり、気ままに自由に制作ができました。
折角、日本人なのですから、少し日本的なテイストも入れてみたかったので、
昔買った古い本から文字を切り抜いて貼ったり、
背景の風景(山)に見えるような部分には、先日茹でた筍の皮を使ったりしています。
まだ1見開き目です。
何見開き創るのかは、まだ未定ですが、
本を捲るように世界を楽しめる作品にしたいと思います。
ジャンクジャーナルに手をつけました [創作]
ジャンクジャーナル的な?アッサンブラージュ的な? [創作]

絵をどんどん描かないといけないのですが、
YouTubeでジャンクジャーナルを見てから……ハマりました。
勿論、市販の素材を組み合わせるだけでは自分の作品とは言えません。
ジョゼフ・コーネルのようなアッサンブラージュを、
所謂、ジャンクジャーナル的な形をとって、
ページを繰るようにして見ることができる作品創りを目指そうと思います。
今は、その為の技法や素材を集めています。
画像は、布に印刷物を転写する方法を試しているところです。
こんな感じで、色々なことをやってみたくなるのが私の悪いところ。
銅版画一本でやっていたら、今頃は一端の銅版画家で食べていけたはず(笑)。
その間にも、新しい絵の資料集めも進めています。
今は、なかなか形になりませんが、
夏に集中する展示に向けて、ジャンプする前の助走と考えています。
ドライポイントプレートとキャンバステープ [創作]

久し振りに世界堂でお買い物。
白いものは「ドライポイントプレート」と言って、
素材は紙なのですが、ニードルで描画することでドライポイント(orエッチング)風に、
バレンで刷ることで紙版画のような表現ができるという優れもの。
素材が紙だけに耐久性には不安がありますが、
腐食の必要も無く、紙が白いので目に優しく、
それなりに幅広い表現ができそうです。
学校の教材向けの画材のようですが、工夫次第ではプロユースになりそうです。
「新しい紙版画の技法 -教材としての可能性-」というサイトで、
色々と勉強できそうです。
https://sites.google.com/view/yamagumasahi-kamihangaken/?pli=1
このように、新しい画材が出来るのに反比例して、
古くて需要の少ない画材は、どんどん消えて行きます。
私がヘビーユーズしていた「キャンバステープ」は、
取り扱いが無くなってしまいました;;
キャンバステープは、キャンバスの側面に貼って使います。
多分、最近は、キャンバスの側面の美しさに拘る人は、
「包張りキャンバス」を使うようになったのでしょう。
でも、私(混合技法)のように板の側面を綺麗にしたい人にとって、
キャンバステープは必須です。
デジタル全盛の時代ですので、アナログ画材自体、規模が縮小しています。
「ドライポイントプレート」も、折角、技法をものにしても、
販売中止になる未来も無くはありません。
そうならないように、どんどん売れますように!
北見先生個展冊子と人形制作 [創作]

7月に池袋東武で開催される、北見隆先生の個展用の冊子をいただきました。
表紙の折返しからチラッと見えるシマシマが、
あたかも花布の縞模様のようで、なんとも可愛いです♪
フライングゲットしました!
そして、今、学校で球体関節人形の授業をしていて、
指導に忙しいので自分で創るのを我慢していたのですが、
とうとう我慢できずに、創り始めました。
少し閉じた目の子を作り始めたら、今のところ、
何やら小坊主のようでもあり、半跏思惟像のようにもなりました。
本当は、DMや冊子の締切があり、タブローをバンバン描かないといけないのですが、
どうにも心が落ち着かず、タブローに手がつけられません。
球体関節人形の授業では、
今年もとても上手い学生が居て、本当に楽しみです♪
絵も上手い学生ですが、立体造形の感覚に秀でて、飛び抜けて上手い!
人形を作らせると凄い作品を創る作家さんが、
不思議と、絵を描くとそれほどでも無かったり、
逆に、絵が超絶上手い作家さんが、立体は創れなかったり……。
どちらも優れた作家さんは居ますが、
基本的に、平面と立体は別の鍛錬が必要です。
学生は、普段は平面でしか制作しないので、
立体では梃子摺ることが多いようです。
立体作品を創るときは、頭の中で立体をイメージして、
それを立体にアウトプットすれば良いだけなのですが、
わざわざ一度、平面に置き換えてから立体を創ろうとするようです。
平面もデッサンの勉強が大事なように、立体作品を創るのも鍛錬です。
いくつも創って、立体の思考に慣れていくしかありません。
もし、少しでも「立体創りは面白い」と感じてくれたのなら、
諦めずに創り続けて欲しいと思います。
私も、人形は趣味程度に続けていきたいものです。
Terusanさんから…… [創作]
「イコンの描き方」 [創作]

北見先生に、12月の個展に出品するイコンの画像をお見せしました。
私のは、ヤフオクで落としたビンテージのリザに適当に自己流で描いたもの。
絵の部分が印刷だったので、躊躇わずに上から絵を描くことができました。
北見先生が、研究室の書棚から『イコンの描き方』を、さっと出してくださいました。
いつも驚くのです。
決して整頓されているとは言えない研究室ですが、
学生に対しても、その場その場で最適な資料を出して来られます。
ちょっとイコンを習いたい気になりました。
日本でも習える(しかも新宿で!)ようですが、
型どおりに描くことが苦手なので、私には向いていないのかな……。
資料を見ながら自己流にアレンジして制作するのが良いのかもしれません。
もう朝の4時過ぎ……。
この本を見ながら、そろそろ休もうと思います。
あけましておめでとうございます [創作]

※このところ、グッズ作りに手を出しています。
これは、今年の卒業生の卒制賞の副賞のオリジナルのサクマドロップスです。
あけましておめでとうございます!
昨年は、暮れの……皆様お忙しい時期に個展を開いたにもかかわらず、
大勢のかたにお越しいただきまして、本当に有難うございました!
人形、銅版画、タブロー、それぞれに評判が良く、
有り難いことだと思います。
今年も、暮れに個展を予定しております。スミマセン;;
年明け第一弾の展示は、混合技法の「箱舟の教室派展展V」です。
会場:青木画廊(銀座)
会期:2020年1月18日(土)〜24日(金)
OPEN: 11:00〜19:00
19日(日)12:00〜18:00
最終日 17:00まで
出品作家:浅野勝美、石澤晶子、石田州治、石橋J、磯部久美子、牛島聖子、大国孝正、大栗昭彦、雲母りほ、黒川晄、小井沼順子、shido、篠塚はるみ、清水のぶ子、杉浦律子、高田美苗、高野謙二、高橋千裕、高橋素子、種田黃英、筒井美代子、ナカムラサオリ、樋上公実子、真木環、ミズシマシゲル、村岡暁子、百瀬靖子
このあと、3月に画集発売、4月に鉛筆派展、6月に画集発売記念展、12月に個展の予定です。
その他にも、突発的に参加する展示もあるかもしれません。
今年も忙しい1年になりそうです。
「天使の翼」となるために…… [創作]

剥製屋さんの処分品の通販で見つけました。
タシギの翼です。
天使をモチーフに描くことが多いのですが、
翼がどうにもうまく描けません。
実際に見る鳥の翼って、本当に美しい。
ツヤ、羽の重なり、フォルム、どれをとっても美しい……。
この翼も、剥製としてはジャンクなのかもしれませんが、
これから、天使に生まれ変わってもらい、素敵に描いてあげたいと思います。
白い石を探しに…… [創作]

昨日は、白い石を探しに川にでかけました。
本当は、秋川渓谷に行きたかったのですが、
忙しくてなかなか時間が取れないので、近場で石が拾えそうな河原を探しました。
お墓参りの時に時々使う西武多摩川線。
全長8キロで、6駅しかない短い鉄道です。
その終点「是政」は多摩川の近くなので、一度、行ってみたかったのです。
是政に着くと、巨大な橋が多摩川を繋ぎ、対岸は工場地帯。
昼食を食べようとしても、ランチタイムが過ぎていたこともあり、
あまり開いている店も無い、現代とレトロ感が入り混じった不思議な町でした。
ようやっと開いているお蕎麦屋さんを見つけ、遅めの昼食。
もう、何十年も食べていない「冷麦」があったので注文。
(「そうめん」は食べていますが……)
缶詰のさくらんぼが2粒も乗っていて、なかなかゴージャス!
ピンクと緑の麺が入っていれば完璧♪
ところで河原ですが、以前行った秋川渓谷に比べると、
やはりあまりキレイではありませんでした。
でも、石はそこそこ特徴的(シマシマのものが多い)で面白いものがありました。
白い石は、作品のモデル用です。
家に帰って水に着けてみると、色々な色が浮かび上がって来ました。
乾けば、また元の白っぽい石です。