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人形のメイク [創作人形]

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本当は、人形よりも絵を先に描かないといけないのですが、私にとって絵を描く事は、すごくエネルギーと集中力が必要なので、それよりも楽に作品に向き合える人形に手が延びてしまいます。
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と言っても、今日の作業は人形の作業の中でも特に楽しい部分♪
耳の形を整えて焼いたあとは、人形のメイクの作業。
本当は、手足や胴体を焼いてから、全部パーツが揃ったところでメークにとりかかるべきなのですが、どうしてもお顔の完成形が見たくなります。
これは、本職の人形作家さんも同じなようです。

不思議なことなのですが、絵で少女の顔を描いているときには、何度も何度も塗り重ね、それでも描き足りない状態なのですが、人形のメイクはあっという間に濃くなります。
前回、人形を創った時も、一度完成したメイクがどうしても濃く感じ、少し落としました。

それから、常々思うことは、人形のような立体物を作るのと、絵を描くのは別の才能らしいということ。
絵が上手でも立体物は作れないという人、人形が素晴らしくても絵が描けないという人、いろいろです。
勿論、両方出来る人も時々いらっしゃいます。
本当は絵を描く人は、自分の描くキャラクターを立体物にしてみると良いと思っています。
顔だけをとっても、意外に細かく複雑な凹凸があります。
人形を創ると、それを実感できるのです。
そんなわけで、学校でも希望者には人形を教えたいと思っているのです。

また、絵とそっくりな人形を創られる作家さんがいらっしゃいますが、それもまた凄いことです。
私は、どうしても絵と人形が違うキャラクターになってしまいます。
ただ、今回のキツネの少女の人形は、少し自分の絵と似てきたように思えます。
やはり、慣れが必要なのでしょう。

このキツネの少女の人形は、12月の展覧会でお披露目の予定です。

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