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天使の国イタリア(フィレンツェ篇 その2) [旅行]

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さて、古典技法をかじっている人にはお馴染みのシモーネ・マルティーニの「受胎告知」。
ウフィッツィ美術館に有ります。
天使の言葉の部分、石膏地が盛り上がったようになっています。(パスティーリャ技法)
下塗りのテールベルトがよく分かります。
古典技法のお手本みたいな作品です。
勿論、とても美しいものです。

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天使の部分、刻印技法でしょうか?

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フィリッポ・リッピの「聖母子と天使」。
だまし絵になっていて、天使の羽が枠からはみ出ています。
その意図は?

フィリッポ・リッピは修道僧であったにもかかわらず、修道尼と駆け落ちして子供をもうけた画家です。
この絵の聖母は、その修道尼、キリストは子供がモデルと言われています。
この聖母を「官能的」と言う人もいるようですが、私から見れば清らかで美しい。
天使だけが、なんだか人間臭いと思うのですが、これは自画像?

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ウフィッツィ美術館には、確認しただけで寝転んだ天使の像が2つありました。
どんな意味があるのでしょうか?
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「アモールとプシュケ」。
「アモール」はギリシャ神話由来ですから、同じ羽を持っていますが、キリスト教で言う「天使」では無いのかな?
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これも、アモール?

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ウフィッツィ美術館の閉館時間も迫り、慌てて前を通り過ぎるように見たレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」。
長時間並んで美術館に入って、ボッティチェルリの「春」と「ヴィーナスの誕生」を見てしまうと、なんだか「見尽くした」気分になってしまうのですが、ウフィッツィ美術館はまだまだ最後に見どころがあるのです。

イタリアの美術館は余程の事がない限り、フラッシュを焚かなければ撮影OKなのが嬉しいところです♪




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