本の修理 [サーニット人形]
小学校の図書館に勤める卒業生の相談で、本の修理をしました。
糸とじの丸背ハードカバーまでしか習っていない私にとっては、かなりの至難の業。
しかも、大学の司書の先生にも匙を投げられたもの。
かなり酷い状態。
修理するにしても、いろいろな条件付き。
・小学生が読むので丈夫に
・見返し部分の図も必要
・見開きの部分の絵が隠れないように
結局、背固めをし、寒冷紗を貼り、見返しの図をスキャンしてプリント、
新たに見返しを作り、本に合う色の布を裏打ちしてハードカバーを作り、
表紙と背の紙は剥がして布装の上に貼り直し。
しばらくは使える？
多分、新しく本を買うより、材料費と人件費のほうがずっと高く付きます。
そのうち小学校の図書室も、データで貸出をするようになるのでは無いかなぁ……。
何も自分の創作をしない日が出来るのは辛いので、次の人形制作開始。
一番苦手な、発泡スチロールの芯の削りだし。
苦手……というより、静電気が鬱陶しい。
ベルギーの遺跡で撮影したいので、どんな雰囲気が良いか迷う。
洋風？和風？
