SSブログ

味戸ケイコさんの個展へ [展覧会]

小金井のギャラリーブロッケンで今日が初日の「味戸ケイコ 絵本原画展と小品展」へ。
5時からは、ヘルマンハープとソプラノ、そして味戸さんによる絵本の朗読のギャラリーコンサートが開かれました。
曲は子守唄から童謡が中心で、和やかな雰囲気のコンサートでした。

ギャラリーには、味戸さんの描く寂しげな瞳の少女の絵と、『生まれてきたんだよ』という児童虐待がテーマの絵本の原画が並びます。
『生まれてきたんだよ』という絵本は、とてもとても素晴らしい絵本です。
絵を見ても、心臓を掴まれるように苦しくなります。
残酷なものが描かれているわけではありませんが、凄い描写です。
悲しくて、辛くて、可哀相で……本を買って帰りましたが、きっと、しばらくは開く事が出来ないと思います。
きっと、長く残る絵本になると思いました。
nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 4

たるかす

この作品、読んだことはありませんが、こちらを読んで「わたしのいもうと」を思い出しました。職場でちらと読んだだけで落涙し、上司に「おまえ、なに泣いてんだ?」と言われてしまい。。。
だからこの作品も立ち読みは危険ですね。。。
by たるかす (2008-11-09 04:04) 

高田美苗

>たるかすさん
『生まれてきたんだよ』は、今年10月に初版が発売されたばかりの新刊です。(もう、2刷りになってましたが)
立ち読みは厳禁です(笑)!!!
by 高田美苗 (2008-11-09 05:56) 

美亜

味戸ケイコさんの絵、というと私には安房直子さんの
メルヘンがまっさきに浮かびます。
「詩とメルヘン」誌上でおふたりの組み合わせのメルヘンを
拝読した遠い日々が、なつかしく思い出されます。

味戸ケイコさんの絵は、静かで青々した感じが残っています。
モノクロで載っていてもそう思ったのがふしぎです。
味戸さんの展覧会も行ってみたいです。
by 美亜 (2008-11-12 20:39) 

高田美苗

>美亜さん
そうですね、味戸さんの絵は、青が印象的です。
この『うまれてきたんだよ』は、青いイメージというより、暗い闇と薄明かりのイメージです。
原画というのは、常に強い印象を与えてくれるものですね。
機会がありましたら、原画展もご覧になると良いですね。
by 高田美苗 (2008-11-12 21:16) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。