「かものはし亡命政府」展と『ギャラリーノート』出版記念パーティーへ [展覧会]
昨日は、お出かけ。
最初に、加藤龍勇さんの個展「かものはし亡命政府」へ。
http://fuki.sakura.ne.jp/~burabura/
会場が経王寺というお寺の本堂だったのですが、正面に卒塔婆が山ほど飾られていて(これは、お彼岸だからだそうです)、お線香の香りに満たされ、ジャズが流れ、不思議な空間。
「かものはし亡命政府」というのは、「この世界のどこかに存在するかもしれない架空の亡命政府」だそうです。理解しあうのではなく共鳴しあう関係性でありたい。それゆえ、この政府のひとはすべて音楽家・・・という設定で描かれた作品が展示されていました。
加藤さんの絵は、いつも人に対する愛と優しさで満たされています。
それを、サラリと描いて巧み、でも巧さが主張しない、見ていて心地良い絵です。
心に爽やかな風が流れていくようでした。
その後、山の上ホテルでの『ギャラリーノート』出版記念パーティーへ。
外苑前のギャラリー、スペースYUIのオーナー木村秀代さんが、ギャラリーの30周年を記念して出版された本の出版記念パーティーです。
木村さんの交遊の広さを思わせるパーティーでした。
青山界隈には、いくつかのイラスト系のギャラリーがありますが、スペースYUIさんは、そのなかでも最も古いギャラリーのようです。
多くの人気イラストレーターの作品発表の場になってきました。
他にも、ギャラリーハウスMAYAさんは今年で24年、ピンポイントギャラリーさんは今年が20周年だそうです。
画像は、『ギャラリーノート』と、パーティーのくじで当たった松本幸四郎さんの句集『仙翁花』、加藤龍勇さんの初めての豆本『おやゆび猫の一日』(このシリーズが、もう何冊も続いています)。
『仙翁花』は、小型愛蔵本シリーズの1冊で、とても可愛い。
2010-03-20 08:07
nice!(2)
コメント(4)
お、豆サイズの本ですね
可愛いい(*^_^*)
by 雉虎堂 (2010-03-20 08:26)
>雉虎堂さん
豆本も、小型愛蔵本も、可愛いいのです♪
『仙翁花』は表紙が布装で空押し、函まで付いていて凝ったものです。
by 高田美苗 (2010-03-20 08:36)
三月書房です。
ブログに載せてくださりありがとうございます。本家本元はなまけて、更新しておりません。(泣)
先日はありがとうございました。おかげさまで私たちもとてもとても楽しいひと時を過ごすことができました。
福引! 仙翁花があたったのですね。おめでとうございます。
ちょっとでしゃばってしまいますが、この本は張り切って本文も活版印刷で刷りました。紙をなでてみてくださいますか?
でこぼこしているとおもいます。そして、インクの墨色がオフより黒くてしっかりしていると思います。
楽しんでいただけますなら幸いです。
by sangatu-shobo (2010-03-28 02:47)
>三月書房さん
こちらこそ、有り難うございました!
拘った本造りをしていらっしゃるんですね!!!
本当に素敵です☆
素晴らしいですね♪
K見隆さんのご祝辞でも、それに言及していらっしゃいましたね。
by 高田美苗 (2010-03-29 16:44)