SSブログ

「ブリューゲル版画の世界」と「素敵に食卓」展 [展覧会]

2010-08-28.JPG
昨日は、東急BUNKAMURAの「ブリューゲル版画の世界」展に行きました。
29日までの開催なので、ギリギリ。
この頃の版画は、下絵を描く人、版を彫る(創る)人、発行する人の共同作業。
現代の版画は、刷り師さんが居ることはありますが、たいてい、下絵を描く人と版を創る人は同じである事が多いのです。
下絵は、出来上がった版画を反転させた状態で描かれていました。
今回の展示でも、下絵と版画の両方が展示されている作品もありました。
刷り上がった作品を見ると、構図的に下絵よりも落ち着きます。
つまり、下絵の状態で刷り上がった時を想定して反転させた絵を描かなくてはいけません。
今回の展示は、ブリューゲルの異形の者達を描いた作品も、それ以外も見る事ができ、とてもおすすめの展覧会です。

先日行った、川村記念美術館の「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて」展の時にも感じたのですが、最近の大きな企画展は展示方法が凝っています。
今回は、ブリューゲルの版画をアニメーションにした映像を随所で流していて、それがまた、とても良い!!!
公式サイト(http://bruegel.jp/)でも、その一部は見ることができます。
私も自分の版画を使って、フラッシュアニメを作りたくなってしまいました。
やりたい事が多過ぎます……;;

その後、恵比寿のギャラリーまぁるさんで、今日が初日の「素敵に食卓」展へ。
大人数のグループ展で小品の展示でしたが、とても見応えがありました!
初日とあって、大勢の作家さんが在廊していらっしゃいました。

個展が決まっていらっしゃるイラストレーターのかたとお話したのですが、「大きい作品は売れないので小さな作品を中心に描いて欲しい」とギャラリーのオーナーから言われているということで、小品中心の展示になるそうです。
そこで、びっくり!!!
私は、来夏、京橋のあらかわ画廊さんでの2人展がありますが、「最低20号の作品を1点は描いてください」と言われています。
ギャラリーによって、かなり展示の姿勢が違うんですね。
そんなに大きな作品は、昔、油絵を習っていた時に50号を描いて以来、描いたことがありません。
言われた時にはビビっていましたが、このごろは大きな作品を描きたいという意欲がわいてきています。
最近は、小品ばかりを描いていたせいもあるかもしれませんが。
問題は、展覧会が終わってから、絵をしまう場所に困るという事(笑)。

画像は、少し描き進めた「黄金額縁用の絵」。
このところブログで話題にしていた「額に合った絵」のうちの1枚です。
nice!(2)  コメント(4) 
共通テーマ:アート

nice! 2

コメント 4

雉虎堂

あらま、ブリューゲルもコーネルも
私行きました!(^-^)
なんか嬉しいです♪
by 雉虎堂 (2010-08-28 17:14) 

高田美苗

>雉虎堂さん
そうですよね〜!
雉虎堂さんも、いらしてましたね♪
だいたい、似た感じの趣味ですね☆
by 高田美苗 (2010-08-28 21:58) 

月城 水愛

画像の絵と額縁がほんとうにステキですね♪
上品というか・・・清楚というか。
by 月城 水愛 (2010-09-02 23:19) 

高田美苗

>月城水愛さん
有り難うございます!
まだまだ完成は先になりますが、完成したら、またアップしたいと思います。
by 高田美苗 (2010-09-03 05:19) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。