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「ラファエル前派展」と「ムサビ選抜展」 [展覧会]

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昨日は、どちらも六本木で開催中の、「ラファエル前派展」と「ムサビ視覚伝達デザイン学科選抜展」に行って来ました。

先ずは、「ムサビ視覚伝達デザイン学科選抜展」。
画像は卒制の作品集です。

展示も、選抜展だけあってとても完成度が高く、見せ方も上手く、見ごたえのあるものでした。
そして、私のセンスオブワンダーを刺激したのが、画像の卒業制作作品集!!!
「作品集」を「図鑑」に見立てて、学生は「種」で「総称」(本名)と「学名」(あだ名)を書き入れ、ゼミを「科」その作品を「類」に分類。
造本や紙質も、まるで「事典」か「辞書」のようです。
こういうこと、やりたい……。

ギロッポンのシャレオツなカフェで一休みした後は、「ラファエル前派展」。
一番の目的は、ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」♪
思いがけず、「両親の家のキリスト」や「マリアナ」など、画集でしか見た事の無かった絵も沢山来ていて、もう感涙;;

「オフィーリア」のモデルは、バスタブに何時間も浸かってモデルを務めたせいで風邪をひいた……というのは知っていましたが、背景の部分は、背景になった場所に何ヶ月も実際に滞在して描いたというのでビックリ!
今は簡単にデジカメなどで撮影してアトリエで描くことが出来ますが、昔はそうも行かなかったし、現場で描くことにも大きな意味があったようです。
絵の才能のある人が、それだけ苦労して絵を描いているのですから、才能の無い自分は、もっと努力しなければ良い作品など描けるわけが無いと実感。

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティは、ちょっとイケスカナイヤツだったけれど、「最愛の人(花嫁)」に描かれている黒人の少女だけは素晴らしかった!
本人は、黒人の少女は添え物として描いたつもりかもしれないけれど。

バーン=ジョーンズも凄く楽しみにしていましたが、今回は、完全にミレイにやられました。
良い作品が沢山来ていて、本当に見応えがありました。
良い一日でした。


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