注文が入った銅版画を刷りました [銅版画]
なぜか、このところ銅版画を刷る機会が増えました。
版自体は、ここ何年も創っていないのですが、時々、こうやって注文を受けて刷ります。
昔の版は、全てメッキをかけてありますので、状態が安定しています。
今日も、注文の銅版画を刷りました。
3枚目で、ようやく納得の行く刷りになりました。
銅版画を辞めてしまったのは、目も悪くなり細かい作業が辛くなったのもありますが、メッキをお願いしていたメッキ屋さんが廃業してしまったことが大きいと思います。
私の版は、アクアチントを多用していることもあり、多くの枚数を刷るとヘタってしまいます。
蔵書票の注文を受けると、少なくとも30枚以上を刷らないといけないので、メッキをかけないで刷るのが不安なのです。
その後、新たにメッキを引き受けてくださるメッキ屋さんもあったのですが、試しに版を提供したところ何枚も大事な版がダメになり、辛くなってしまいました。
本当は、また銅版画を創りたい気持ちもありますが、どうなりますか……。