鉛筆の選び方、鉛筆画のコツ [鉛筆画]
先日の、鉛筆派の展示でのトークショーで、
建石修志先生が、いろいろな鉛筆を持って来てくださいました。
東京芸大でも、浪人組は「ステッドラー」の鉛筆を使うとか。
現役組は「ユニ」とか「ハイユニ」?
建石先生が持って来てくださった鉛筆で試し書き。
おぉ!!!ステッドラーの10Bで描くと……漆黒!!!
鉛筆って、どうしても鉛筆特有のテカリがあるのですが、
ステッドラーは反射せず、光を吸収します。
画面ではわかりにくいと思いますが、実際に見てみると歴然としています。
その他、「筆のような書き心地」の「筆鉛筆」とか。
「筆鉛筆」は埼玉限定発売だそうですが、
その場で姉がネットで注文して、私に分けてくれました。
(いやはや姉の行動力たるや!!!)
私も、帰り道に最寄りの画材店に行って、
ステッドラーの10Bを買おうと思いましたが、
7Bまでしか売っていませんでした;;
そして、疑問に思っていた「髪の毛のハイライト」というか「細い白い線」。
どうやって描くのか、尊敬する画家さんである篠塚はるみさんに伺ったところ、
「硬い鉛筆で描いた上に濃い鉛筆で描くと、
硬い鉛筆のところは白くなる」とのこと。
目からうろこ!!!
他にも、紙の目どころか、鉛筆の線さえ分からない
描き方の作家さんもいらっしゃいました。
絵の前には、技法を知ろうと人だかり。
「紙の目や鉛筆の線の間を点描でつぶしていく」とのこと。
いやはや……。
凄い人は、教えることに出し惜しみしません。
教えていただいても、並の根性じゃ真似できませんけれど。