超薄手雁皮と厚手雁皮 [銅版画]
二日ほど前に、新作の銅版画が出来ました。
雁皮刷りの師匠Yさんに雁皮刷りを教えていただいた当時、超薄手より厚手のほうが上手く行ったので、そのまま使わずにとっておいた超薄手雁皮を使って戯れに刷ってみました。
超薄手を使ってみたら、もう、びっくり!!!
インクのツヤを消さず、ヌラッとした黒の発色が美しく、細かい調子や腐蝕でへこんだところをクッキリと今まで以上に拾ってくれて、紙をめくった瞬間、感動してしまいました!!!
私一人で満足しているだけで、他の人から見たら、たいした違いは無いのかもしれませんが、
とにかく、「これからは超薄手雁皮にしよう!」と心に誓ってしまいました(笑)。
問題は、この雁皮紙の販売が中止されたという師匠からのお話。
2人展が終わったら、この超薄手雁皮紙を探し求める旅に出ます。
私は、基盤になる厚手の洋紙はニューブレダン紙を使っています。
この紙は薄めで柔らかく表面は弱く、決して質が良いとは言えませんが、銅版の凹凸をきれいに拾ってくれるので好んで使っていました。
これからは、洋紙と雁皮紙のベストマッチを探すのも面白いかもしれません。
今まで、ニューブレダン紙が良いと思っていましたが、もっときれいな刷りのできる紙があるだろうと思います。
左の画像が、厚手(といってもそれほど厚いわけでもありませんが)を使った刷り。右の画像が、超薄手を使った刷り。
Web上の画像で分かっていただけるでしょうか?
2人展では、最新作のみ、この超薄手雁皮紙を使った刷りを展示する予定です。
こんな小さな写真でも、質感が違うのがわかります。
奥が深いねぇ…
by 姉美 (2007-08-22 19:22)
2人展の後で……と思っていたのに、今日、H原I蔵商店に電話してしまいました♪
同じ雁皮紙か分かりませんが、とりあえず4枚注文しました。
by 高田美苗 (2007-08-22 22:52)
こんにちは(^^)ノ
遅くなりましたが2人展のDM送ってくださってありがとうございます☆
遠くて行く機会がない私にも、いつも送ってくださるので本当に嬉しいです。
作品「アスラン」、この雰囲気素敵~!と感動しました。お気に入りの「石の庭」と並んですっごくいいです~♪
この作品これまでで一番大きいそうですが絵のサイズは実際どれくらいあるのでしょう?(^^)
実際にお目にかかれないのでとても残念・・・。
もうすぐ始まるご姉妹での2人展、がんばってくださいね☆
by 瑠璃 (2007-08-24 11:50)
>瑠璃さん
こんにちは!
喜んでいただけて、私も嬉しいです♪
「アスラン」のサイズは、38センチ×60センチくらいだと思います。
うちにあるプレス機で刷ることができる最大の大きさです。
そのうち、実物をごらんいただける機会があると良いですね。
by 高田美苗 (2007-08-24 14:19)
こんにちは
二人展のDMをどうもありがとうございました。
お礼が遅くなってしまって、ごめんなさい。
私もPCも調子を崩していました(汗)。
瑠璃さんがおっしゃっているとおり、ステキですねー。
ほんとに大きいですね。
ライオンが威風堂々っていう感じです。
しかも、神秘的。
みーみゃさんのお作品の雰囲気が
よく出ている気がしました。
私も、行きたいし、みーみゃさんにお会いしてみたいです。
こんなに大きくなってから?(笑)東京へ行って
会ってみたい方がたくさんできるなんて
思っても見なかった私です。
でも、それは、うれしい予想外なんでけどね。
暑い折、みーみゃさん、お身体に気をつけて
くださいね。
展覧会がご盛会でありますこと
お祈りしています。
by 美亜 (2007-08-24 14:32)
>美亜さん
こんばんは!
美亜さんもPCも調子が悪かったんですね。
どちらも大変ですね。
暑いですからね〜。
まだまだ暑い日が続きそうです。
お大事になさってくださいね。
いつか、美亜さんにも会場にいらしていただけると良いなぁ〜。
これが終わると、自主展の予定は当分無いのです。
でも、いつかお会いできるかもしれないと思うと、それも楽しみですね♪
何年もお会いしたことのなかった大阪のかたが、ここ2年くらいいらしてくださるようになったりということもあります。
いずれ、時がくればお会いできるような気がします。
by 高田美苗 (2007-08-25 02:28)