卒業式(学位記授与式)と画集『箱庭のアリス』 [本]
昨日は、勤務する大学の卒業式(学位記授与式)でした。
コロナウィルス騒動の中、中止にはならなかったものの超時短での開催。
保護者の皆さまや、お客様も居ない、簡素な式でした。
不安や困難の多い時代に大学を卒業する学生達……かわいそうだけれど、
いつか「美しい日々」とまでは言わないけれど、
「懐かしく振り返ることができる日々」になりますよう。
そして、そんな日に、私の第2画集『箱庭のアリス』が、
書店にならぶのを前に手元に届きました。
A4版と判型が大きいので、沢山、欲張って詰め込みました。
いろいろな方の直接的、間接的な後押しが有って、出版できた本です。
本当に有り難いです。
表紙、扉などのデザインは、北見隆先生にお願いしました。
お忙しい先生ですが、楽しみながらデザインしてくださったようです。
「高田さんがデザインすれば良いじゃないですか」とおっしゃいましたが、
私には考えつかない個性的で美しいデザインですので、きっと、
そのために手にとってくださる方もいらっしゃるのでは無いかと思います。
建石修志先生には、オビの推薦文を書いていただきました。
ただ、「オビ」はいずれ無くなってしまう可能性もあります。
それはあまりに勿体ないので、「第一章」にも同じ文章を入れさせていただきました。
今、心配なのは、よく飲食店に飾ってある色紙。
「〇〇さんへ 美味しいです! 〇〇」などと、有名人のサインがあります。
本当に、心から「美味しい」と思って色紙を書くのか、
それとも頼まれれば断りづらくて書くのか……。
北見先生、建石先生のような影響力の大きい作家さんに推薦していただくと、
「すごい本なんじゃ?」と買ってくださるかたもいらっしゃるのでは……と。
中をご覧になった上で、よろしければ買ってくださいませ……。