泡沫肌理(シャボン玉アート、バブルアート)の実験 [鉛筆画]
1ヶ月前のブログでも書いたように、
「留学生が面白いことをしている」と北見教授からの一言で、
閃くものがあって始めた「泡沫肌理(シャボン玉アート、バブルアート)」。
中国では「泡沫肌理」と言うようですが、
日本では主に幼児への美術教育(?)として行われているようで、
遊びながら色とりどりのシャボン玉を吹いて、
それで絵を描く補助的な技法にするというものです。
今回、私は鉛筆画に使いたいので、カーボンブラックの顔料で、
モノクロに仕上げて行きます。
カーボンブラックは鉛筆と同じ素材ですから、
他の絵具を使用すると鉛筆で描いた部分と違和感が出ますが、
水彩のように使用しても違和感なく使えます。
折角なので、来年の紀要のネタにしよう……と、調べ物したり、
しっかりとしたデータを取りながら試作を始めたところでした。
そうこうするうちに、なんだか絵描きのお仲間に技法をお伝えする事に。
「講座」と言うよりも「勉強会」と言うことで、
皆で面白いことを教え合えれば良いと思っています。
やる気の塊のような画家仲間が居るということは有難い事です。
画家の渡邊光也さんからカーボンブラックの顔料ペーストをいただき、
北見先生から「泡沫肌理」の情報を教えていただき、
卒業生に「日本ではシャボン玉アートと言います」と教えてもらったり、
来年2月には「鉛筆派展」への参加が決まっていて……と、
流されるように進んできました。
こんなことも有るんですね!