鏡餅 [雑感]
カーボンペーストを使ったマーブリング実験 [鉛筆画]
何故か、プロの画家さん達に、カーボンペーストを使った
「泡沫肌理」の勉強会を開く事になってしまいました。
3時間もアトリエを借りたのですが、あっという間に出来てしまう事なので、
「こりゃ、間が持たないぞ!!!」と焦って、
カーボンペーストを使ったマーブリングができないかと実験を始めました。
今まで、油絵具や水彩絵具ではやったことがありましたが、
カーボンペーストは未知の領域です。
カーボンペーストは水がベースとなっているそうですので、
そのままではマーブリングには使えません。
ですので油分を混ぜないといけないのですが、
「水と油」と言うように、そのままだと混ざりません。
そこで、カーボンペーストにオックスゴールと油を混ぜて使ってみました。
これが、大成功!!!
これをそう使うか、どうアレンジするかは、
勉強会の出席者の方々の腕の見せ所です!
来年の鉛筆画の展覧会が楽しみです♪
泡沫肌理(シャボン玉アート、バブルアート)の実験 [鉛筆画]
1ヶ月前のブログでも書いたように、
「留学生が面白いことをしている」と北見教授からの一言で、
閃くものがあって始めた「泡沫肌理(シャボン玉アート、バブルアート)」。
中国では「泡沫肌理」と言うようですが、
日本では主に幼児への美術教育(?)として行われているようで、
遊びながら色とりどりのシャボン玉を吹いて、
それで絵を描く補助的な技法にするというものです。
今回、私は鉛筆画に使いたいので、カーボンブラックの顔料で、
モノクロに仕上げて行きます。
カーボンブラックは鉛筆と同じ素材ですから、
他の絵具を使用すると鉛筆で描いた部分と違和感が出ますが、
水彩のように使用しても違和感なく使えます。
折角なので、来年の紀要のネタにしよう……と、調べ物したり、
しっかりとしたデータを取りながら試作を始めたところでした。
そうこうするうちに、なんだか絵描きのお仲間に技法をお伝えする事に。
「講座」と言うよりも「勉強会」と言うことで、
皆で面白いことを教え合えれば良いと思っています。
やる気の塊のような画家仲間が居るということは有難い事です。
画家の渡邊光也さんからカーボンブラックの顔料ペーストをいただき、
北見先生から「泡沫肌理」の情報を教えていただき、
卒業生に「日本ではシャボン玉アートと言います」と教えてもらったり、
来年2月には「鉛筆派展」への参加が決まっていて……と、
流されるように進んできました。
こんなことも有るんですね!
猫ブローチ兼ペンダント、大体固まりました。 [展覧会]
猫ブローチ兼ペンダントのデザインが、大体固まりました。
試作をしてみると、同じメーカーの陶土でも、
種類によって全く硬さも収縮率も違うことがわかりました。
合わせて使おうとすると(練りこみは大丈夫だと思いますが)、
全く同化してくれません;;
なので、ハチワレも三毛も無理そうです。
色変えで行くことに決定。
彩色してみたり、ビジューなどをつけてみたり、
試作を繰り返しましたが、素焼きのままが一番良さそうです。
これに、「たい焼きパーツ」を付けます。
今後、いくつかの展示で出品させて頂こうと考えています。
こんな風に、色々と試作を続けるうちに、
デザフェスに出てワークショップをしてみたい気持ちがムクムク!
色々な陶土のパーツを作ってアレンジしたり、
彩色してもらったり……楽しそう♪
いや、やらないと思うけど。