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版画芸術 [銅版画]

先日の「蔵書票の集い」で、『版画芸術』の編集長さんにお会いしました。
私の所属する版画団体の会員さんは、おじいちゃん(失礼!)が多いので、『版画芸術』の編集長さんは、おじいちゃんだろうと勝手に思い描いていたものです。
ところが、若い女性だったのでビックリしました!!!

最新号の巻頭特集が、「版画の小宇宙と大空間」と題され、蔵書票も記事になっています。
その中で、私の創った蔵書票も紹介していただいています。
『版画芸術』に載せていただいたのは初めてなので、「版画家」の隅っこに置いていただいたようで、とても嬉しいのです♪

その関係で、昨日、『版画芸術』を送っていただきました。
本屋さんで見かけたら、手に取ってご覧戴ければ嬉しいです。

おじいちゃんと言えば、本職が「土鈴制作」という、笑顔が可愛いおじいちゃん(失礼?)の蔵書票作家の泉孝次さんが来ていらっしゃいました。
もう、蔵書票は400作近く作っていらっしゃるようです。
最近は孔版で創っていらっしゃるそうで、木版よりもスピードアップされ、どんどん新作が生まれているそうです。
その作品が、とにかく可愛いのです!!!
ご自身が創られた民芸品をモデルに創られた、カラフルで小さな蔵書票を沢山持っていらしていました。
そして、何と、「何でも好きに持って行ってください」とおっしゃいます。
申し訳無いので、自作の蔵書票3点と、泉さん作の蔵書票3点を交換していただきました。
でもでも、よく考えると、泉さんは「みんなに持って行ってもらって、喜んでもらいたい」という気持ちで創っていらっしゃるような気がしたので、もっといただいて来てしまえば良かった……と後悔しました。
今度、お会いする時には、遠慮なくいただくことにします(笑)。

しかし、泉さんは執着も無く、「残りの少ないものはあげられない」などとおっしゃる事も無いので、あれだけのものが散逸してしまうのは何とも惜しい気がします。

コレクターのかたも、「交換できないような貴重なものは交換会には持っていかない」などの心配りをしていらっしゃるようです。
ただ、見せびらかす為に持ってくる人、自分のコレクションのレベルばかりを考えてなかなか交換に応じない人などは感心しないようです。
先日の集いは、和やかでした〜。


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なたまめ

この間田中さんのところでそれ、見せていただきました。あの謄写版すごいですね。しかも1日に1つ作っちゃうんだとかで、そんなにぱっぱと出来るものでしょうかね。
by なたまめ (2007-10-30 19:24) 

高田美苗

泉おじいちゃんの蔵書票、可愛かったでしょう〜♪
ご本人も、ニコニコとされた、とっても可愛いおじいちゃんなのです。
「すぐに出来るから、どんどん持って行って」と、ご本人も言ってらっしゃいます。
一度に、何種類か同時進行で創られるようです。
色彩感覚も素晴らしいですよね!
派手に見えますが、実はインクをだいぶ混色していらっしゃって、単純な色使いでは無いですよね。

なたまめさん、製本教室にいらしたんですね〜。
天候が悪かったようで残念でしたね。
丸一日、みっちりで、お疲れになったでしょう。
by 高田美苗 (2007-11-04 01:42) 

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