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横浜開港記念館で「本と蔵書票の集い」 [銅版画]

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昨日は、横浜開港記念館で「本と蔵書票の集い」でした。

横浜開港記念館は、大正6年(1917年)に創建された建物です。
以前ふらっと訪れた時には、廊下と階段のあたりのみ見る事が出来ましたが、会議室は見る事ができませんでした。
今回は、集いがあったので会議室まで入ることができました。
「本と蔵書票の集い」に相応しい、雰囲気のあるレトロな建物でした。

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「本と蔵書票の集い」は蔵書票のコレクター、蔵書票作家(版画家)、ルリユール作家等々、本に関係する人たちが、「白髭爺さん」のお声がけで行われるクラブ活動のようなものです。

刷る時間がなくてあまり自作の蔵書票の手持ちが無かったのですが、それでも、いつのまにか交換会のようになっていて、沢山の作家さんの蔵書票をお土産に帰路につきました。
その中で、お名前と作品の公開を許可してくださった蔵書票作家の林由紀子さんの作品をアップしました。
林さんは、蔵書票制作のお約束について色々と教えてくださったかたです。
お会いする時には、お礼の気持ちで新作の蔵書票をお持ちするのですが、いつもお返しをいただいてしまい、結局は「交換会」に♪
1枚さしあげたら2枚いただいてしまいました。
1枚は蝶の羽の子供の絵柄、1枚は鍵穴を潜ませた薔薇の花。
どちらも小さくて繊細です。
小さなサイズの蔵書票も創りたくなってしまいました。
もう少し器用になりたいものです。
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コメント 4

みわこ

蔵書票って、奥が深いですね!
薔薇と妖精?も素敵ですね。
建物の写真が載っていますが、それも
そのまま、蔵書票の絵柄になりそうな感じ
ですね~♪

そうそう~♪
下の銅版画の過程を載せてみせてくださり、
ありがとうございます。
できあがりも素敵ですが、私は創っていく過程が
好きです。
by みわこ (2008-05-25 19:02) 

高田美苗

>みわこさん
林由紀子さんは、人気の蔵書票作家さんなのです。
とっても奇麗でしょう?!
エングレービングといって、小さな彫刻刀のようなもので銅版を削っていく技法で制作されています。
横浜開港記念館も素敵でした♪

製作過程を楽しんでいただけて良かったです。
みわこさんも、もの創りの得意なかたですからね〜。
切り絵と版画は、基本的にモノクロームの世界ですから、近いものがあるかもしれませんね。
by 高田美苗 (2008-05-25 23:49) 

白髭爺

先日は「本と蔵書票の集い」にお越しいただきまして、有難うございました。お楽しみいただけましたでしょうか。当日の参加者の半分が蔵書票作家(版画家)、ルリユール作家等のアーティストの方々でした。私も久しぶりの開催でしたので緊張しましたが、4名の方との蔵書票交換ができ、忙しいながらもそれなりの成果を得ることが出来ました。次回は来年あたりでしょうが、また遊びに来てください。待っています。板院展、行きま~す。
PS:蔵書票の制作過程の写真と説明、とてもいいです。本当は、高田さんが制作されているところをそばで見てみたいのですが・・・。邪魔ですよね。
by 白髭爺 (2008-05-30 17:17) 

高田美苗

>白髭爺さま
先日は有り難うございました!
お礼のメールをさしあげよう……と思いつつ、そのままになってしまいました。
参加の皆様、とても心優しいかたが多く、いつのまにか沢山の蔵書票が集まりました♪
蔵書票も嬉しいですが、お気持ちが嬉しいですよね!
他のかたの作品を間近に見ることは、とても勉強になります。
本当に「紙の宝石」ですね。

板院展、梅雨時の開催ですが、晴れ間にいらしていただけると嬉しいです。

蔵書票の制作過程ですね(笑)。
1枚を制作する作業は数日間に渡りますので、なかなかご覧頂くのは難しいかもしれません。
作業中の環境は、あまり健康に良いとはいえないですし、何より「人に見られながら作業する」ことに慣れていません。
「一緒に制作する」のでしたら、まだ良いのですが……。

by 高田美苗 (2008-05-30 17:48) 

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