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板院展授賞式と懇親会 [銅版画]

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今日は、板院展の授賞式と懇親会でした。

流石に版画の会。それに新聞というメディアは、やはり大きいですね。読売新聞の「愛書探訪」のコーナーに描かせていただいている銅版画を見て下さって、そのことを話題にしてくださる方が何人かいらっしゃいました。
先日の横浜の「本と蔵書票の集い」でも、「読売新聞の絵を切り抜いてとってある」とおっしゃってくださる版画家さんが居て、とても嬉しく思いました。

今日は、授賞式会場に行く前に都美術館に母親を連れて行きました。
私は既に搬入の時にしっかり見て回っていましたが、「30分くらいで回れるかな?」と思っていたら、30分では、とてもとてもじっくり見て回れませんでした。
家に帰りつくと「見に行きました」のお葉書が届いていて、それに「2時間かけて」とあったので、本気で見ようと思ったら2時間はかかるんですね。
見にいらしてくださったかた、本当に有り難うございました。
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コメント 4

たるかす

お会いできなかったのは残念でしたが、作品はとても素晴らしく、行って良かったです♪
お母様も、さぞお喜びだったことでしょう(^-^)

私も閉館1時間前に着いてからもっと早く行けば良かったと思いました。中学と高校の美術の先生がたまたま主体展に出品されていたので昔はよく東京都美術館に行ってたのだけど、板院展の展示は凝縮されている感じでした。

美苗さんの作品、実物は花実さんのCDにつけてくださったものとピンポイントギャラリーの、「オツベルと象」しか見たことがありませんでしたが、今回の「祈り」、そして「浮遊」はまた見応えがありました。
木版の作品が多かったのはともかくとして、両作品ともあの展示の中で目を惹かれますね。

「祈り」、少女の祈りは折り鶴に目を向けていることから“平和”かな思いましたが、美苗さんのねらいは・・・・。鶴を折る工程が入っているのが、祈りの成就へは道のりがあることを感じました。
「浮遊」、海底に息づく人魚とクラゲの、時間が止まったような漂泊感・・・。クラゲは透けて見え、人魚が何かを憧れの目で見つめているような・・・。

両作品ともとても有機的なテイストで、素人には、言われないと版画のカテゴリーの作品とは思えない銅版画の魅力に満ちていました♪

他の方の作品で、目録を見ても印象が残っていたのは
「'08安曇野 Ⅰ」
「'08安曇野 Ⅱ」
「宮沢賢治の<銀河鉄道の夜>」
「宮沢賢治の<風の又三郎>」
「五人ばやし」
「三人官女」
「清麗」
などなど・・・・・
あと、海鳥が一羽何かの上にとまっているのを正面から見た図の作品も♪

もちろん、作品名と名前が一致しないだけで、みな素晴らしいものばかり。
版画があれだけ一同に会するのを目の当たりにすることはなかなかないので、次回は時間に余裕を持って行かなくては、と思いました。

写真を撮っているお客さんが幾人もいましたが、禁止されていなかったのでしょうか?もっとも、ガラスがはまっていたので、撮影すると自分の姿も写ってしまうはずですが・・・。
時間ぎりぎりまでねばっていたら、帰りに購入しようと思っていたポストカードがしまわれてしまっていたのが残念でした。
by たるかす (2008-06-22 01:13) 

高田美苗

>たるかすさん
丁寧にご覧いただいて有り難うございました!
少年の店員さんのお花のセンスも、とっても良いですね!!!
お花の画像をアップさせていただきました。

棟方志功らが始めた公募展なので、木版画が多いのです。
そのかわり、銅版画だとそれだけで目立ちますね。
私は、新人賞をとられたかたの魚の群れの木版画作品が印象に残っています。

写真は、私も撮っていいのか分かりませんが、特に禁止の貼紙もなかったので、自分のところだけ撮りました。

ポストカード、残念でしたね。
受付なども、皆、会員が当番でお手伝いしているので、商売っけが無いんです(笑)。

足をお運びいただいて、本当に有り難うございました。

by 高田美苗 (2008-06-22 20:35) 

惰眠堂

蔵書票が好きなので、高田美苗さんの名前は知っていましたが、私の木版画の先生が今度同人になられたので、東京に行ったついでに、板画院展に行くと、すばらしい高田美苗さんの銅版画をみつけました。短期間で同人になられたのも納得です。まわりで一番輝いていました。
わたしも、図録が帰りにはしまわれていて、無理を言って出してもらいました。来年もぜひ、見に行きます。
by 惰眠堂 (2008-06-24 22:33) 

高田美苗

>惰眠堂さん
先生が板院展の同人になられたんですね!
おめでとうございます。

蔵書票は数えるほどしか創っていないのに、知っていてくださって嬉しいです♪
メッキ屋さんが営業を辞めてしまわれてメッキが出来ない状況ですので、今後、蔵書票を創れるかどうか難しいところです。
蔵書票は、皆さんに手頃な価格で本物の版画を持っていただく機会なので、それが無くなってしまうのは寂しいですね。

普通の銅版画作品は通常通り創っていきますので、来年も板院展、宜しくお願い致します。
by 高田美苗 (2008-06-25 02:35) 

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