絶滅危惧種 [展覧会]
「人人展」と「白日会展」 [展覧会]
今日は、上野の都美術館の「人人展」と国立新美術館の「白日会展」へ。
団体展廻りでまとめました。
「人人展」は、一人あたりの出品点数が多いので、
作家さんが描き出そうとしている世界観がわかりやすくなっています。
自由な作風ですが、耽美的な作品も多め。
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人を縦でなく横に並べて人人と称してきた。
私たちは、新しい仲間を加え、それぞれの作家が触れている
“現代(いま)”という時代を、それぞれの思考と感性によって造形化し、
表現してゆこうとする集団である。
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という理念の団体です。
「白日会展」は、「写実の王道を歩む白日会」とのことですが、
見たところ、かなり幻想的な作品もありました。
描きたての油絵の絵具の匂いが、私を幸せにしてくれます。
名画などを集めた美術館の絵は、描かれてから時間が経っているので、
既に絵具の匂いはしませんので、団体展ならではの香りです。
私は大学はデザイン科だったのですが、
受験のデッサンを習っていた先生に入学後も油絵を習っていたので、
「懐かしい」と感じるのかもしれません。
油絵具の香りが苦手な人も居ますが、私にとっては幸福の香りです。
今日は、上野、六本木と廻ったのですが、
どちらも桜が満開で、人出も多かったです。
いい刺激を受けた一日でした。
「Ensembleアンサンブル」展@スパンアートギャラリーのDMが届きました♪ [展覧会]
「Ensembleアンサンブル」展@スパンアートギャラリーのDMが届きました♪
可愛いピンク色がベースカラーのDMです!!!
参加作家6名という、やや少人数のグループ展示ですので、
いつもより少し多めに出品いたします。
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「Ensembleアンサンブル」
会場:スパンアートギャラリー(京橋)
会期:2022年4月23日(土)〜5月3日(火)
open:11:00〜19:00
※4月27日(水)は休廊、最終日は17:00まで
2022-03-26 18:11
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ウクライナカラー? [雑感]
「夢のイストワール展」「春にして君を想う」「樋口ひろ子個展」「人形と絵の『春』展」へ [展覧会]
昨日は、ギャラリー廻りの日。
「夢のイストワール展」「春にして君を想う」「樋口ひろ子個展」
「人形と絵の『春』展」の4箇所でしたが、それぞれ会場が離れていたので、
1日で随分と歩きました。
地下鉄の駅で7駅くらいは歩いたのでは……。
「夢のイストワール展」@O美術館
例年よりも、レイアウトが見やすくなっている気がしました。
一人あたりの出品点数も多めで、お一人お一人の作品が見ごたえがありました!
「春にして君を想う」@銀座人形館
リスペクトする作家さんばかりが出品されていて、眼福!!!
「樋口ひろ子個展」
大きい作品も、小さな作品も、密度があって、
個展会場をしっかりとレベルの高い作品で埋められていて、本当に尊敬!!!
「人形と絵の『春』展」
大好きな人形作家さん、画家さんが多数出品されていて、とてもギュッと濃い展示!
人形や立体作品の展示方法は、作家さんの個性やセンスが発揮されています。
勉強のために写真を撮りたかったのですが、会場内は撮影禁止で残念;;
もう1箇所、廻る予定でしたが、今日はギャラリーが休みだと気が付きました!
どちらにしても、廻りきれなかったかもしれません。
10号のパネルの水研ぎ4枚 [混合技法]
昨日は学位記授与式でした [雑感]
昨日は学位記授与式でした。
家に帰ってみたら、式の写真など何もなく、
その後、院生と行った火鍋屋さんの写真だけ(笑)。
一昨日から昨日に日が変わる時に起きた地震。
東京は震度4とのことでしたが、体感では震度5は有ったと思います。
Twitterでも、そう感じている人が多かったです。
無事に学位記授与式が行われるか心配でしたが、
昨日、新型コロナの為に規模は縮小されてはいましたが、
滞りなく終了し、ホッとしました。
新型コロナの流行が始まって2年以上経ちますので、
昨日、卒業していった院生は、大学院生活の期間まるまる、
とても不自由な環境の中での研究でした。
しかし意外にまとまりもよく、
最後には「みんなで卒業」という雰囲気になれました。
学部生も、大学生活の半分は、かなりの授業をオンラインで受けることになり、
友達にも会いにくく、少し寂しい学生生活だったと思います。
その中でも、卒業制作はレベルアップして、
イラストレーション分野らしいものになったと思います。
創作を続ける人も、卒業と同時に創作から離れる人も居ると思いますが、
それぞれの幸せを掴んで欲しいと心から願っています。
食べかけのお皿で、ちょっと汚いですが、
今日、初めて食べた「鴨の血」!!!
意外に、癖も臭みも無く、プルプル食感が楽しい食材でした♪
「山くらげ」という野菜も初めて!
コリコリとして、ザーサイに似た歯ごたえのものです。
日本人も、比較的「歯ごたえ」「歯ざわり」というものが好きだと思いますが、
それ以上に、中国人はそういう食感を大事にしている印象です。
食事の終わりには、伸び〜る麺のパフォーマンス☆
出来上がった麺は、ブリブリで美味しかったです!
写真に撮っていませんが、汚れたタオルそっくりの牛の第三胃袋も食べました。
それも、見かけはちょっと怖いのですが、癖も無く面白い歯ごたえで美味でした!
院生の皆様、ごちそうさまでした!!!!
確定申告が終わりました! [雑感]
ウクライナ人道支援企画の展示に参加します [展覧会]
ウクライナ人道支援企画の展示に参加します。
3月と4月の2回に分けての会期ですが、私は第2期の4月の展示になります。
いつも、こんな時には「絵描きは何の役に立つのだろう」……と
心もとない気持ちになります。
「他にも援助すべきところがあるだろう」等、色々とご批判もあると思います。
東日本大震災を経験し、チェルノブイリの原発事故を知る者として、
早くこの戦争を終わらせたい、それが出来ないのであれば、
なるべく多くの人の力になりたい……ただ、それだけです。
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「ウクライナ人道支援展」
会場:ドラード・ギャラリー・イエロールーム(早稲田)
会期(第1期):2022年3月25日(金)〜29日(火)
会期(第2期):2022年4月22日(金)〜26日(火)
12〜20時・最終日のみ18時終了
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第1期、第2期合わせて66名の作家により、作家・作品サイズにかかわらず、
販売価格は全て10000円(税抜き)で作品販売をし、
作品価格(1万円)全額をそのまま寄付させていただきます。
画廊は場所や労力を提供してくださり、販売手数料もとりません。
作家も作品価格全額分が寄付となります。
売上は全て人道支援のための寄付になります。
なお、寄付先は、ウクライナの大使館、赤十字・ユニセフ等、どこかに決めて
送金後、明細・領収書を、ギャラリーのFBおよび自社hpにて会期後アップされます。
「女視展9th」「美しい人展」「『楽園の美女たち』 出版記念展」「SuiYumeshima絵画展」「SHINRI個展」「秘められたる魔性6」 [展覧会]
確定申告も終わっていませんが、どうせ週末で終えられないので展覧会廻りに。
「女視展9th」「美しい人展」「『楽園の美女たち』 出版記念展」「SuiYumeshima絵画展」「SHINRI個展」「秘められたる魔性6」と6箇所廻り。
「女視展9th」
吉田勝子さんのペーパースクリーン版画を観に。
版画という表現手段がフルに活かされた作品!
どんどん表現に厚みが増して素敵です!
「美しい人展」
黒川晄さんの、珍しく女性に真正面から挑んだ作品。
描ける人は、建築物でも人物でも描けてしまうんだなぁ……。
私も、もっと背景に力を入れよう!!!
「『楽園の美女たち』 出版記念展」
オムニバス形式(?)の画集の出版記念展。
複数の画家さんの作品集ですが、お一人あたりの作品も多く、
とても満足な作品集!!!
「SuiYumeshima絵画展」
「もっと自由に描いて良いんだよ」と言われているような展示。
私も、自由に描こう!!!
これだけの作品を、額付きでアメリカから空輸で運んだと思うと感慨深いです。
でも、額も含めて作家さんの世界観なのですから♪
「SHINRI個展」
逆に、額縁無しでの展示。
「髪」の表現が凄い!!!
「風」を表現するために、風に乱された髪が描かれているのですが、
それはもう、絡め取られそうな……。
「秘められたる魔性6」
作家さんともお話でき、とても勉強になりました。
TANさんの企画、主催の展示の中でも、
こってりとした怪しげな世界観の作家さんばかりで、私的には嬉しい展示♪
沢山の刺激を受けた一日でした。
今日、明日、明後日くらいで確定申告にケリを付けます。
嫌なことを後回しにしていたツケが回って来ています;;
大切な日 [雑感]
姉から、フィレンツェの額縁を貰いました♪
写真額なので、鉛筆画が入る厚みしかありませんが、
上品な金色の素敵な額です!!!
いずれ、展示でお目見えすることになると思います。
ところで、月曜日に新型コロナワクチンの3回目の接種を受けました。
1回目ファイザー、2回目ファイザーで、目立った副反応も無かったので、
油断をしていましたが、3回目モデルナで……来ました。
1日目は無事に過ぎようとしていましたが、
段々とダルくなり、体がフラフラふわふわしました。
念の為に休んでいたところ、猛烈な寒気が来て、
熱が38.1度出ました(1回しか計れなかったのでもっと出いるかも)。
局所は、それほどは痛くありませんでした。
そんなこんなで、日々を無駄に過ごしている間に、
ロシアによるウクライナ侵攻は止むこと無く、
東京大空襲の3月10日が過ぎました。
普通に生活していた人々が、鞄ひとつに持てるだけのものを入れ、
ほとんど着の身着のままで、今後に(命も含めて)何の保証もなく、
生活の場や仕事の場を後にしなければいけない、
場合によっては家族も引裂かれることを想像すると、
酷い絶望感に満たされます。
そして、今日は3月11日。
東日本大震災から11年です。
戦争では無いけれど、やはり、普通の生活をしていた人々が、
いきなり親しい人や大事な人を失ったり、当たり前の生活を失った日です。
ただでさえ、近年、日本は貧しい国になってしまったのに、
これ以上、どうなるのでしょうか……。
人生も終わりが見え始めた私などはまだしも、
子どもたち、若い人たちは、どうやって絶望せずに生活していけるのでしょうか?
悲しい気持ちに陥りがちでしたが、
フェイスブックを見ていたら、「パンドラの箱」を話題にしている人がいました。
開けてはいけない「パンドラの箱」を開けることで、
数多くの災厄が飛び出てしまったが、箱の底に「希望」が残されていたという神話です。
そのことで、人間は絶望しないで生きる事が出来るとされています。
きっと希望は残されていると信じ、少しでも世の中を良くするように、
出来ることはしていこう!!!と思うのです。
猫2点 [混合技法]
4月に展示する猫の絵は、この2点です。
1点は、縁起のいい(悪いと言われることもありますが)「ハチワレ」、
もう1点は、やはり縁起のいい「招き猫」をテーマに。
なんとなく、のんびりとしたテーマになっていますが、
そうこうするうちに、ロシアがウクライナに侵略戦争を仕掛けました。
昔は、自分が生きているうちに、大地震、パンデミック、
第三次世界大戦が(もしかしたら)始まるとは、全く考えていませんでした。
それだけ、第二次世界大戦後の日本は、大変ではあったけれど、
経済も飛躍的に発展し、比較的平和な時期だったのだと振り返ります。
私が子供時代から若い時代を過ごした昭和の末期は、
明るい未来に向かう時代でありました。
数日で、世界なんてガラリと変わる。
それは、恐ろしいほどに。
例え描く作品のテーマが幻想絵画であっても、現実は作品に影を落とします。
これから描く作品は、理不尽なものへの
フツフツとした怒りを含んで行くのかもしれません。